2013年12月18日水曜日

二十六投目 読書感想文 競争するのやめませんか?前編

前回、旅行業開業講座編で長々とお話させてもらったのはなんだか自分が感じた違和感がとても重要な事だと思えたからです。  

かといって否定的な事ばかり考えていても面白くないですから、今回は明るい話題を。

最近読んで面白かった二冊の本、「オオゲツヒメと倭国創生」、「里山資本主義」を紹介、感想を書かせて頂きます。

二冊共、いつもカバンに忍ばせて持ち歩き、熱心に読んでいたので、表紙がボロボロです。

一冊目のオオゲツヒメと倭国創生の作者林博章先生は、地元徳島県鳴門市にある高校の歴史の先生をされている方です。

地元では知る人ぞ知る忌部族研究の第一人者です。

忌部族というのは古代豪族の一つであり、地元徳島ととても縁の深い豪族です。

徳島の一宮である大麻比古神社も忌部系の神社ですし、そのものズバリ忌部神社というのも徳島市にあります。他にも徳島の古い神社はほとんど何らかの形で忌部に関連しているようです。
忌部族はあの藤原氏の元氏である中臣氏のライバルであり、天皇家に祭祀官として仕えていた氏族だったのですが、次第に中臣氏に追い落とされ、地方に追われていったというのが従来の説だったのですが、(忌部氏は徳島だけでなく、全国各地にその名前を残しているのです。)
林先生は忌部氏の本貫地は元々阿波であり、ここから全国に向かい、開拓を行い、様々な技術の伝道者となったのだ。とあらゆる観点から証明しようとされています。

それが真実なのかどうか僕には専門的知識がないのでわかりません。

しかし、僕が林先生に注目するのは、その行動力ゆえなのです。

実は僕がエコツアー事業所をしてみたいと思ったのは、林先生が数年前、吉野川市合併3周年記念イベントで忌部バスツアーを主催され、それに参加した事がきっかけでした。

忌部にゆかりの神社を廻ったのですが、建物や外観は決して立派な神社ではありません。
しかし、そんな平凡な村の氏神さんのような神社が林先生がストーリー性を持たせる事で、一気に輝き出したのです。  

これを現場で体験してしまったから、ぼくは旅の価値がぐるりと反転してしまつたのです。
林先生はこのツアーで自らガイドをしておられ、走りまわりながらよく通る大きな声でガイドされてたのが印象的でした。

この本はそんな林先生の忌部シリーズ第四弾でこのブログにもよく登場する徳島県名西郡神山町の事が書かれた本です。
まずタイトルに入っているオオゲツヒメは阿波の国つ神、化身です。

四国は男神2人女神2人でちょうど対になっており、カップル二組になっております。
オオゲツヒメは食料、五穀の神様。古事記に登場し、スサノオノミコトに切り殺される事により、
身体中から食物や繊維を産み出すのです。

本書では神山町にある上一宮大粟神社に注目、そこに祀られたオオゲツヒメが何故阿波の化身なのか?を縦糸に謎を解き明かして行きます。

読み進める間、目からウロコな事がたくさんあったのですが、まず山奥、山上の集落を見ると現代の平地に住む我々からしてみれば、何故そんな不便な所にわざわざ住むんだろう?と思ってしまいますが、実は山というのは資源と食料の宝庫であり、通信手段も交通の便も昔は平地より上だったということです。山はいつも豊かな実りをもたらしました。

弥生時代終末期は異常気象で作物が不作になり、だからこそ気象の変化に強い粟が珍重されたという話しも古代人の実感が伝わるリアルな話だと思いました。
飢饉の時代の辛い記憶とそれを救ってくれた粟への感謝が信仰に変わっていった事が、そう言われれば、大粟神社の名前にも込められているのかもしれません。

神山という土地は土壌的にも大変肥沃な大地であり、様々な偶然と自然の変化により、与えられた素晴らしい農業適地である事を知り、そんな土地に再び人が集まって来つつある事はむしろ当然ではないかと思うのです。

この本は歴史書の体裁を取っていますが、実は作者が一番伝えたい事は農業が日本人の精神の奥深くに多大な影響を与えており、この国の文化や神話や歴史も農業を中心として組み立てられているという事実ではないかと思います。

そしてそんな大事なものが壊されて行くのを、黙って見ているわけにはいかないという林先生の思いが伝わってきます。 後編へ続く  あき書



2013年12月13日金曜日

二十五投目 旅行業開業講座 その④の巻

前回の続きです。バブル世代より上の世代と現在30代以下の世代の間には感覚の断絶があるような気がします。講師の方のお話を聞いていて思ったのですが、旅行業界は若い世代を取り込むのに失敗してるのではないでしょうか? 

バブル世代より上の世代の女性と言いましたが、何故そう思うかと言えば企画旅行分野において大手旅行業者によって提供されるパックツアーのほとんどすべてが、おばちゃん向けであると感じるからです。
おばちゃん達が旅行に求めるニーズって何でしょう?
安全、快適、ラク、難しい事は考えなくて良く、お土産を買う場所にも立ちよってくれる事、といった所ではないかと。  

以前参加したパックツアーで感じたのですが、添乗員さんは一応ガイドらしき事をしてくれます。
しかし、そのガイド内容は中学校の歴史の教科書に書いてあること以上の内容はけして無く、お客さん側も興味が無い事なのでほぼ聞いておらず、井戸端会議に熱心です。

添乗員さんの側もそれが分かっていてとりあえずパック旅行ってこういうもんだろってな感じの説明になります。そこに流れるのは予定調和、マンネリの雰囲気でしかありえません。

旅行業は不況の影響を受けにくいというお話がありましたが、それはこういった特定層だけがもとめているツアーをやり続け、おばちゃん達が他に旅行の仕方を知らない為、お互いマンネリの上に成り立って来たサービスであるからではないでしょうか?

画一的なサービスしか存在しないのなら、そこに価値の順列をつけようとすれば、「安さ」しか基準が無くなり、価格破壊競争が起こり、業界自体がジリ貧になるのは当たり前の帰結ではないでしょうか?

そして、お得意様のおばちゃん達が高齢化し、年金もまともにもらえない社会になり貧困化した時、この手のパックツアーは滅び、旅行業界もさらに厳しい状況に追い込まれるのではと?

この講座で講師として来られていた、成功した旅行業の社長は、すごく単純に従来の旅行業社とは違う層のお客さんが求めている事を的確に感じ取り、提供されている方でした。

しかしそれはサービス業として一番基本的で当たり前な、お客様に喜んで頂くという気持ちではないでしょうか?

別に旅行業に限らず、色々な業界で基本を見失ない、一体なんの為に働いているのか分からない人がたくさんいます。

もう一度足下から自分達の生活、仕事、文化、共同体の持つ意味、歴史等総チェックしてみなくてはいけません。本当に守るべきものは当たり前すぎて、忘れてしまいそうな事なのですから。

そして今回の講座で一番の収穫は、あきゆきが想定しているエコツアー事業に、旅行業の許可は実はいらないという事がわかった事でした。

後は自分と似たような志を持って、頑張っておられる何人かの方と知り合えた事が他では中々、
得られない宝だと思います。

ちなみに帰りのバスは行きと違い最悪。足が伸ばせないのってこんなにつらいのね、、、。



あき書

2013年12月10日火曜日

二十四投目 旅行業開業セミナーその③の巻

開業セミナー第一日目は、講師の方からいかに現在の旅行業界が大変か。という話を聞いたあきでしたが、その話より風邪をこじらせてしまってどうにも苦しくてしょうがない。

授業が延長され17時までの予定が18時までかかってしまい、山手線JR代々木駅から電車に乗ったのは18時15分頃、池袋のホテルに着いたのは19時前で崩れるようにベッドに倒れ込みました。

あっ。ちなみに本日の昼メシは天丼。

海老がでかくて衣がサクサク。
今回の出張でいちばん美味い食事でした。
  
代々木庵ていう年季の入った大衆食堂風のそば屋さんでした。

ホテルにつくとすぐ、お湯をためて風呂に入り身体を温めますが、寒気が止まりません。
しばらく暖房をガンガンにかけてベッドの中で毛布にくるまり、ブルブル震えているといつの間にか眠っていたよう。

少し眠ったので気分が良くなり、晩メシを食べに。

ホテルの近くにラーメン屋を見つけたので、入りますが美味しくない、、、。
今回ホント食事運がないですねf^_^;)つらい、、、。

部屋に帰り徳島では放送してないTV東京の番組を見てましたが、面白くないのでもう寝てしまおう。て事で就寝。

さて次の日の朝、随分すっきりして目が覚めました。
そして元気にとは行きませんが、ある程度気持ち良く朝の山手線に乗り、講座会場へ。

さすがに日曜朝は、電車内ものほほんとした空気が流れています。

ちょうどいい時間に会場に到着。本日は昨日とは趣向が変わり、実際に旅行業に着き、成功されている方のお話ということで、期待が膨らみます。

今回の講座に参加した一番の理由は実は、今想定しているエコツアー事業に本当に旅行業の許可がいるかどうかを確かめに来たのでした。

まず1時間目の講師の方は、全国津々浦々のタクシー業者と提携し、旅行者が日本全国何処にいても近くのタクシーを手配してくれるというサービスをやっている会社の方でした。

とても良いサービスだと思ったんですが、まずあらかじめ存在する地方のタクシー業者を活用するという発想が良いなと思います。

農業なんか特にそうですけど農作物は一級品でも、売るルートがない。営業ができない。また売る方法を知らない。そういった農家さんは多いと思うのです。

販売ルートさえあれば、質の良い売れる商品、サービスが田舎にはたくさんあると思っています。

この会社がやってるサービスはその地方業者が弱い営業の部分だけを代行してくれるという事。

人とサービスを結びつける作業です。

この結ぶという言葉これが新しい時代のキーワードになってくるように思います。

あきゆきがやろうとしている事も人と人、人と文化を結びつけたいという願いからです。

楽しく事業の説明を聞き、若干の質疑応答コーナーもあったので気になっていた事を2,3
質問し、納得いく答えも得る事ができました。

2人目の講師の方は野球に関するツアーに特化したサービスを企画販売する会社の社長さんです。年齢は30半ば、同世代です。この方も最初は凄まじい失敗をし、大損した事があるそうです。

この社長さんが言う所によるととにかく企画が大事。その企画がある一定の人が欲しているもので
しかもライバルがいない業種であれば必ず勝てると。

一日目からすごく思ってたのですが、旅行業界が厳しい現状は分かりました。
その枠の中で必死の蹴落としあい、競争があるのも分かりました。

しかしちょっと待てよと。そもそも僕は大手旅行業者が提供するパックツアーに魅力を感じた事がありません。今年の一月に、試しに初めてこの手のパックツアーに参加してみたのですが大方予想通りでつまらなかったです。そしてすごく不自由。なによりこれが嫌です。

一日目の講師の方が言ってましたが、旅行業というのは不況にあまり影響されない。
いつも一定の数の旅行者(リピーター)がいると。
お金が無くても旅行はしたいとみんな思うと。

しかしこのリピーターですが、恐らくバブル世代より上の女性がほとんどではないかと、、、。

その④に続く。あき書

2013年12月4日水曜日

二十三投目 一回休み 干し柿を吊るそう❗️の巻



今朝裏のお家の奥様が干し柿をくださいました^_^

洗濯物と一緒に干してみました。

来年は自分の所で干し柿作りたいな〜。